学校紹介

音楽が支える学力

学力はよく氷山に例えられます。海の上に見えている氷山はほんの一部です。実はその下にある何倍もの大きな氷の塊で支えられているのです。
テストや偏差値で表れる目に見える学力は、感性や経験のような目に見えない学力によって支えられていますが、脳神経科学の分野では、その感性、経験、関心、意欲などを司る脳の器官に、音楽が著しい影響を与えることが分かってきています。
音小では音楽の持つ力を取り入れて、学力の土台となる部分を大切に育てていきます。

心が響きあう 感動を共有・表現する 自ら探求し、学び、遊ぶ心が響きあう 感動を共有・表現する 自ら探求し、学び、遊ぶ

本当の学力とは

学力を氷山に例えると

学力はよく氷山に例えられます。
海の上に見えている氷山はほんの一部です。実はその下にある何倍もの大きな氷の塊で支えられているのです。私たちはその見えない学力を大切に育てています。

見えない学力を大切にしないと・・・

●感性(sensitivity)は、本来、五感のような知覚を超える感覚(sensus)が生みだす心の営みであり、言語的思考を支えるものです。

●経験は、たんなる体験ではなくexperienceがもともと「よく試みる」を意味するように、未知なるものに向かうという冒険のニュアンスを伴います。

本当の成長とは

豊かな人間性を育むためには

人間としての心の「成長」は、連続的なものだけではなく、大きな質的な飛躍、いいかえれば、これまでの自分を超える思考の生成を含んでいます。
学力は、一般に「学んだ知識・技能」を意味しますが、「みずから学ぶ力」も意味します。大切なのは、経験とともに後者の力が喚起されることです。

MIZU(水)とMUSE(音楽)

MUSE(ミューズ)は、ギリシア神話に出てくる女神で、詩神、詞藻の源泉を意味しています。musicは、もともとこの「Museのわざ」を意味するmusicaに由来します。

音小の音楽の授業

楽典、聴音など
音楽を違った視点から理解できるようになります。
合唱
学齢による声質を生かした豊かなハーモニーを感じながら、旋律の動きや重なりを楽しみます。
合奏
リコーダーによる合奏から、高学年では打楽器を含め、様々な楽器のやりとりを行いながらアンサンブルを楽しみます。
リトミック
流れる音楽に対して、身体を使って内容や感動を表現します。

以上から、音楽では合唱や合奏など集団の中での個の活かし方を自然に学んでいると考えています。また最近の脳科学では、音楽は脳の中の情動、やる気、経験、自律神経を司る器官(大脳辺縁系)に作用し、活性化させると認識されています。そんなことから、音小の音楽の授業に身を置いている(体験する)だけで、大脳辺縁系の各器官が強く刺激を受け、見えない学力部分の成長に繋がっているのではないかと考えています。

その他の授業で見られる音楽が支える学力

国語では素直な表現が特徴です。感じたことや思ったことが、非常にわかりやすく表現されています。一年の終わりには文集を作って、各々の作品を閲覧することができます。
算数、社会、理科などは、一人ひとりのユニークな発想が、クラス中に広がることが多く、賑やかで楽しい授業が展開されています。
英語は1年生から行なっており、ETM(Education through musicの略)を取り入れて、音楽のリズムに乗って発音し、英語の持つイントネーションに自然に慣れていきます。ネイティブの話もよく聞き取ることが出来て、簡単な言葉ながら対応もしっかり出来るようになります。
造形の授業では最も個々の個性が発揮されています。その作品の一部はこのホームページからご覧いただくことが可能です。
上記のように音楽が支える学力による「心の響きあい」「感動の共有・表現」「自ら探求し、学び、遊ぶ」と言った姿を見ることが出来ます。

音楽が支える学力を探る具体的な取り組み

昨年度は国語と音楽でコラボレーションということで、谷川俊太郎の「生きる」という詩から自分たちの感じるものを打楽器だけで表現し、詩の朗読と合わせてみるという試みを行いました。今年度も同じように「詩」と「音楽」で創作活動を行いますが、昨年度以上のものが創作できるように計画を練っています。
他にも今年度は「音楽が支える学力」を研究課題として、各教科で「心の響きあい」「感動の共有・表現」「自ら探求し、学び、遊ぶ」という側面から、授業内容の検証、研究に取り組みます。