音小の教育
造形
学習の特色
- 個性が生まれるとき
- 手先の器用な子は、緻密な描きこみやつくりこみで自分の世界を表すことができます。逆に苦手な子は、細かい部分よりも思い切りのよいダイナミックな取り組みで存在感のある作品を仕上げたりします。これはどちらが優れているということではなく、それぞれの子どもたちの個性だと捉えることができます。
- 造形的コミュニケーション
- 「子どもたちはつくりながら考え、またつくる」という行為を繰り返しています。自分の作品と向き合うときには、ただみているのではなく積極的に“みる”という活動が生まれます。それは自分の中だけにとどまらず、他者の活動をみることで世界が広がっていきます。これが造形的コミュニケーションの始まりです。
- 互いの個性を感じあう
- 子どもたちにとって最も大切なことは、作品の出来不出来にとらわれず、そのプロセスの中で何を「考え」何を「感じたか」ということです。そしてその中から自分の個性を見つけ、相手の個性を感じ認め合う活動は、学年や作品のジャンルを超えて響きあい「音小の造形らしさ」としてのムーブメントになっていきます。