小学校の教育

卒業生からのメッセージ

星風 まどか
©宝塚歌劇団 宝塚歌劇団

プロフィール

2014年3月宝塚歌劇団に入団し、『宝塚をどり』で初舞台。2015年2月、宙組に配属。新人公演や宝塚バウホール公演で数々のヒロインを務め、2017年11月、宙組トップ娘役に就任。『WEST SIDE STORY』『天は赤い河のほとり』『オーシャンズ11』『アナスタシア』などの話題作に出演。

合言葉は「明るく元気、何かで一つ。」
音小は子どもの個性を何よりも大切にしてくれました。その中から、自然に生まれるコーラス、リトミックへの皆の集中力が、私は大好きでした。宝塚歌劇団での鍛錬は、決して優しいものではありませんが、ある時は同期と励ましあい、ある時は先輩方の呼吸を感じつつ、目標を追求する基礎を、実は私は音小時代に授かっていたのです。音小時代に経験し学んだことを大切にし、これからも技芸の道を精進し歩んで参ります。

横溝 耕一(第45期卒業生)
NHK 交響楽団ヴァイオリン奏者 ウェールズ弦楽四重奏団ヴィオラ奏者

プロフィール

桐朋学園大学卒業。第57回ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位ほか受賞歴多数。国内外の音楽祭にも多数出演。小澤征爾音楽塾ではコンサートマスターを、別府アルゲリッチ音楽祭ではソリストを務める。

優れた音楽家とは。この永遠の課題に今の僕が出せる答えは表現者であること、コミュニケーション能力があること、です。僕の職業であるオーケストラや弦楽四重奏というものはまさしくその能力が試されます。
音楽とは人種、言語、国境を越えたコミュニケーションツールであり、僕たちは表現をもって仲間や聴衆に訴えかけます。
音小では自身で感じ考え、友人達とディスカッションする中でこの能力が自然と身に付き個々の感性や可能性を最大限引き出してくれました。

本多 ひろみ(第45期卒業生)
NHK 記者

プロフィール

国立音楽大学附属小学校・附属中学校・附属高校 音楽科卒業
早稲田大学政治経済学部卒業

音小時代は、私が劇的な「変化」を遂げた時代。日々の気づきをみんなの前で話す3分間スピーチに、友達や保護者の前で練習の成果を披露する音楽発表会。恥ずかしがり屋で引っ込み思案だった私にとって自分を表現する機会が多い音小は訓練の場だった。音楽やリトミックの時間がこなければいいのに・・・いつも思っていた。こんな私を代えてくださったのが、音小の先生方。自分の数少ない良さをひたすら褒めてくれ、そのおかげで自分に自信が持てるようになった。あれだけ嫌だった音楽やリトミックの授業を「楽しい!」と思えるまでになった。その瞬間からはまるで別人。母親も驚くほど、人の前に出ることや自分を表現することが大好きになった。音小時代は、今の私の土台を作ってくれたかけがえのない時代だ。