お知らせ

6年「山の学校」

6年生は、10月12日~14日、卒業旅行として位置づけられている山中湖畔での二泊三日の宿泊行事に行きました。

一日目、高指山でトレッキングをしました。両脇にすすきの道を歩き、地層や里に下りてきているイノシシ・しか・さるの足跡を見たり、きのこや鹿の頭蓋骨を見つけたりして頂上を目指しました。山頂からは、山中湖が一望でき、東京から離れてやってきた実感を味わいました。

夜の散歩は、天気が曇っていたので、月や星は見られなかったのですが、宿の周りの暗い道を二人組で歩きました。東京の明るさに慣れている子どもたちは、少し興奮気味におしゃべりをしながらゴールを目指しました。

 

二日目はほうとう作り。宿の方からほうとうの麺の作り方を習い実践しました。みんな真剣に力を込めてこね、足で踏み、麺棒で延ばしました。火を起こして管理する人や野菜を切る人など班で協力して作ったほうとう汁はとてもおいしく体がぽかぽかと温かくなりました。

夕食後は、キャンプファイヤー。担任から分けてもらった一人ひとり持ったたいまつの火がファイヤーストームの周りを囲み、その円状に並んだ様は、とても美しく厳かでした。クイズ、アカペラ歌合戦、フォークダンスなど大いに盛りあがりました。闇に浮かび上がる炎を見つめ、これまでの小学校生活を振り返ると同時にこれからも一層絆を深めていこうという思いを新たにすることができました。

三日目は、富士山の溶岩流による氷穴・風穴を見学しました。壁から染み出た水滴で濡れる洞窟内を身をかがめて一列になって歩きました。

盛りだくさんのプログラムでしたが、子どもたちがみんなで役割を分担し、一生懸命に取り組む友達の気持ちを汲んだり手伝ったりして団結力と状況に応じた対応力を伸ばしました。子どもたちにかけがえのない思い出ができたとともに、自立への成長を感じることができました。